今週も先週同様、北へ向かいました。
今回はカヤックフィッシングが初めての
Hが気まぐれで参加。
実は、この
Hはおやじ二人の釣りの師匠的存在。
今の会社に
Hが新入社員で入ってきた頃、どんなきっかけで行ったのかわかりませんが
おやじBがこいつとバス釣りに行き、見事にハメられ、そのはめられた
おやじBに誘われ釣りに行った、
おやじAがこれまたハマった訳です。
この
Hという男。子供の頃から釣りをはじめ、田舎の祖父の家では渓流で遊び、近所の野池や川で魚とたわむれ、小学生の高学年ではバス釣りをするために友達と自転車で片道、約60kmを琵琶湖まで走り、親に捜索願を出されたりと楽しい釣りライフを経験している(笑)
今は他の遊び(スポーツ)にのめり込み、たまにしか釣りはしていないが、そのスポーツ以外にもサーフィン、登山、ボード、バイク、車と趣味も多く、仕事よりも遊びが大切という人生を送っている。
そんな訳で、おやじ達はバス釣り、渓流、海、といろいろな釣りに手を出していくのだが、ごくたまに「へ~じゃあ連れてってくださいよ」的なノリでジギングやらシーバスやらその他、いろいろな釣りに参加する。
そして、そのほぼすべてで、おやじ達に近い釣果、もしくは上回る釣果をたたき出す。その釣りが初めてでも結果を出す、なんともムカつく男なのだ。(笑)
はじめてのジギングに連れて行った時も、借りたロッド1本、ジグ3本をもっただけで、結果おやじ二人を上回る釣果だして、
H「まっ釣りは道具じゃねえっすからね~ブヒョブヒョブヒョ!ハハハ!」と自分の腕を叩きながらのたまうのだ。
そんな
Hのために仕事から帰宅し、老体に鞭打ちレジアスに2艇を積み込み、荷物積み込み、明日に備えビールを飲んで早々に寝る。
しかし、予定より早く着いた
Hに約束時間より早く、携帯でたたき起こされ
おやじB宅へ出発。
ということで、今日は車2台で出発です。
おやじBも
Hも鯛を狙いたいとのことで、今回も先週と同じ場所から出艇です。
はじめての
Hには、
おやじA「こうやって浮かべてから前へ少し押し出すようにして横から尻をこうやって乗っければいいから」
とか、
おやじA「パドルは肩幅で持ってこんな風に漕げばいいよ」(肩幅って違うだろ!)
少し漕ぎだした後、振り向き漕ぎにくそうにしている
Hに、
おやじA「違うって、もっと広く持って、こうやって押すように」(さっきと言ってること違うだろ)
この時、
Hはおいおいどっちだよ!って思ってたそうです(笑)
まあ、
Hのことだからすぐにマスターするだろうということで適当なレクチャーは終わり(笑)
さっさと沖に向かって漕ぎだします。
今日も凪で今のところ無風。
漕ぎ出してすぐのところで魚探にいい反応があったので爆撃開始。
しばらく、やってみるがまあそんなに簡単に釣れる訳もなく。
おやじB「やっぱ、もうちょっと沖のあれの向こうくらいじゃないかな~」
おやじA「じゃ、行きますか」
ボートが浮かんでいるのが見えるので多分あのあたりだと思い、一気に漕ぎ進む。
途中、
おやじA「あの辺だよね~」
と、
おやじBに話しかけるが返事が無い?
振り向くとそこに
おやじBの姿はなく、よく見ると、岸からここまでの中ほどでロッドを出している。
しまった!
Hがいることすっかり忘れてた(笑)
まあ、申し訳ないが
Hは
おやじBに任せて、先に進みます。
かなり水深のあるところまで漕いだが、魚探の反応はなく、海底もフラット。
しかたないので潮目のあるとこところまで移動し爆撃を開始。
プカプカプカ
静かです。
プカプカプカ
釣れないので、静かです(笑)
プカプカプッチャップ!
チャッ
チャプッ!
チャッ
チャプッ!
ほほう~そうきたか~
鯛カブラを高速回収し、スピニングロッドに手をのばす。
いつものGIGを装着しキャスト~!
キャスト~!
キャスト~!
キャスト~!
無視です(笑)
いろいろなアクションを織り交ぜキャストしまくりますが、
おやじAの周りをおちょくるように
チャッ
チャプッ!
チャッ
チャプッ!
と跳ねまくるだけで、相手にしてくれません(笑)
それならこっちにも手段はあるぞとキッパリとシイラはあきらめ鯛カブラを投下(笑)
プカプカプカ
チャプ
プカプカプカ
チャプ
プカプカプカ
チャプ
プカプカプカ
プカプカプカ
プカプカプカ
とうとうシイラも移動してしまいました。
プカプカプカ
またもや静かになりました(笑)
「パフパフパフ パフパフパフ」と静寂を破り、
おやじBから電話。
おやじB「どうっすか?」
おやじA「全然ダメ。釣れた?」
おやじB「アオハタ」
おやじA「
Hは?」
おやじB「さっきなんかバラしてました」
おやじA「そっちのが良さそうだね~行きます」
ところが、移動するために少し漕ぎだしたところで海底にわずかな変化があり、少しだか盛り上がるような反応が魚探に現れた。
迷ったが、水深があることと、なんか釣らなければという焦りもあり、すでにセット済みのジグサビキに鯛カブラではなくジグ装着して爆撃開始。
着底後、ゆっくりとジグを躍らせると何か触った。10mほどゆっくりシャクリ落とす。
同じようにゆっくりと躍らせた途端、ヒット!
キジハタでした。
そして、すぐにやや、サイズアップの
すっかり、戻ることを忘れてます。(笑)
そして、何回か同じところを上がり、潮にのり、ゆっくり流す。
しつこく流す(笑)
釣れなくても流す(笑)
キジハタが相手をしてくれなくなったので、ロッドを替えて鯛カブラを落とす。
そして、何回か爆撃を繰り返しているとものすごく
いい感じの反応が現れた。
これは、画面真っ赤とか、でかいベイトボールとか、海底からの盛り上がりとかではなく、まさになんか
いい感じな反応なのだ。
他の人が画面を見たら
?かもしれないが、
いい感じということで(笑)
気合を入れてリーリング。(気合入れたがゆっくりと)
そして、釣れてくれました!
いい感じの反応に結果が出て良かった(笑)
早速、
おやじBに電話。
おやじA「鯛釣れました!」
おやじB「おぉ~やっぱりそっちまで行かなきゃダメですか~」
おやじA「そのほうがいいかも。いい感じ(笑)の反応あるよ」
おやじB「行きま~す」
鯛を絞めた後、少し戻り同じ場所を流す。そしてちょうど
おやじB達が近付いてきた頃に再び、ヒット!
ヒットした魚が鯛ではないことはすぐにわかりましたが
どや!的にロッドをしならせながら
おやじBと
Hを迎えます(笑)
おやじB「鯛ですか?」
ここは正直に、
おやじA「多分、根魚(笑)」
上がってきたのさらにサイズアップしたキジハタでした。
自分の魚探を見た、
おやじBが、
おやじB「おおっいい感じの反応ありますね~」
やっぱり、いい感じなのだ(笑)
そして、ここから
おやじBと
Hにバタバタと根魚釣れる。
Hのクロソイから始まり。
おやじBのキジハタx4、ガシラx2。そして、
Hのクロソイx2、キジハタx2。
おやじAは先ほどの
どや!的態度が災いしてかこの後、全く釣れず(笑)
しばらくすると潮が変わったのかパッタリとアタリが無くなり、再びまったりとした時間が過ぎる。
プカプカプカ
プカプカプカ
プカプカプカ
そして、耐えがたい睡魔に集中力が消えかけた頃、100mくらい離れた
おやじBから電話。
おやじB「釣れましたよ!」
おやじA「鯛?」
おやじB「ええ、
ぶっさんリトリーブに中層でガツンと」
おやじA「
ぶっさんリトリーブですか!」
一気に眠気が覚めました。さっき釣れた鯛が比較的スローリトリーブだったので今日は早巻きじゃないだろうと思いこんでました(汗)
おやじBがいるあたりに漕ぎ進むと確かに中層ではないが海底から10m~15mあたりに反応が断続的に現れる。
もうそこかららは3人ともそろって
ぶっさんリトリーブです(笑)
すると、
Hにアタリ!小気味よくロッドを叩いているのがわかる。しかもロッドが根元から曲がっている。大物っぽいので動画でも取ってやろうかとデジカメを胸から外していると、
えええっ~!
バラしたようです(笑)
H 「鯛ですよね~今の」
おやじA「うんうん、鯛鯛、絶対鯛!」
H 「マジですか~でかかったですよね」
おやじA「うんうん、でかかったね~(笑)しっかりあわせた?」
H 「あわせたつもりなんですけどね~
はぁ~」
おやじA「ふ~んそうなんだ。また釣れるよ(笑)」
しかし、そんなに甘くはなく、またもやまったりとした時間が過ぎていく。
そんな中、中層に比較的濃い反応が現れたので、まさか鯛はこんなとこに居るわけないよな~とおもいつつ、反応の下から上へ一気にぶっさんリトリーブで巻き上げる。ちょうど反応を鯛カブラが通り過ぎたかな~と思った時、ガツンと暴力的なアタリとともにラインが一気に引き出された!
突然のことにやや焦ったが、ドラグをやや絞り、スプールを押さえ合わせをいれて、リーリーングを始めた途端、
プン!という感じでテンションが無くなる。
まっマジかよ~
と天を仰ぐがそこには晴れた空が広がっているだけ・・・・
もう一度、「マジかよ」と小さな声でつぶやく・・・・マジです(笑)
ラインを回収すると、リーダーの結節部分から無くなっていました。思えば、伊勢湾ジギングで使ってから約1年、システム組んでおそらく1年半近く組みなおしていませんでした。
そりゃ~切れるわな~と反省しますが、さすがに凹みました。
この後、風が出てきたのを機に移動を決定。移動直前に
Hがキジハタのこの日、最大サイズを釣って、出艇場所近くで少し鯵やチビカマスと遊んだあと撤収となりました。
本日の釣果です。
Hのクーラーボックス
おやじBのクーラーボックス。
おやじAのクーラーボックス。
帰りは
一力が休み(泣)なので、敦賀市内で
ココイチのトンテキカレーにニンニクチップ山盛りかけてガッツリ食べた後、
越の湯に行って汗を流し帰りました。
Hは気まぐれですが、鯛バラしたしので、もしかしたら今年中にもう1回ぐらい登場するかもしれません。
なんといっても、
Hは相当の負けず嫌いですから(笑)